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タクシーの魅力

タクシー乗務員の仕事というと、どのようなイメージがあるでしょうか?

低収入で長時間労働、強盗に襲われたり、強盗とまでは言わなくても、酔っ払いの接客等、大変な仕事だと想像される方が多いのではないでしょうか? 確かにそのような側面も間違いではないでしょう。でも、何事においてもそうですが、マスメディアからえる姿は事実のほんの一側面に過ぎません。むしろ、安定した職業の魅力というのは、かえって耳に入ってこないものです。

この頁では、タクシーの経営者として、タクシー乗務員の6つの魅力をご紹介したいと思います。再就職、転職を希望される方の一助となり、出来れば、東宝タクシー(株)の一員になって頂けたら、大変嬉しく思います。ちなみに求人及び求職活動というのは、狸の化かし合いのような性質があって、それは例えば結婚と同じように、欲望の交差や交渉事の世界でもあります。従って、巷に溢れるタクシー乗務員の求人情報は十分に注意して、不明な点を残さず、面接に臨み、良い会社に行かれることをお勧めします。募集要項からは、殆ど何も分からないと言っても過言ではありません。

私からは、リップサービス的な募集要項は絶対に分からないタクシー乗務員の魅力についてトコトン本音で話したいと思います。

利用者から直接感謝され、自分が世の中の役に立っている実感が持てる

タクシーは、他の公共交通機関と異なり、お客様が何らかの事情で困ってタクシーを頼むことが多いのが特徴です。終電が無くなった、急いでいる、だけではなく、足腰が弱くなった、荷物が多い、等…。自力で歩くのが困難で、どこかに出かけるのに不便さを感じる方、高齢者や妊婦、怪我をして松葉杖や車椅子での生活をされている方は、少子高齢化の影響等でますます増加しています。

乗りたい場所から行きたい場所までダイレクトに輸送できるタクシーという交通機関は、このようなお客様にとって、大切な移動手段になります。子供や孫の顔が見たい、買い物をしに行きたい、外食や観光をしたい、という願望は「おでかけ」が出来て初めて叶うものですが、タクシーはその「移動」を強力に支援する将来性のある仕事です。

そして、→東宝タクシーの従業員アンケートによると、仕事のやりがいとして、最も答えの多かったものは、「お客様からの感謝の言葉ややりとり」というものでした。

感謝されることが、仕事のやりがいになるって、今時素晴らしいことだと思いませんか?

事務所の方にも度々お客様から感謝の声が届きます。(厳しいお叱りも受けますが)いずれにしても、お客様一人一人の事情に合わせた移動サービスを行い、直接ふれ合い、反応を肌で感じられる、というのは、人間不在のシステマティックな労働が多い現代において、大変貴重な仕事のあり方だと思います。

公共性が高く、需要が安定しており、理不尽なリストラとは無縁

「移動」サービスがタクシーの仕事と書きましたが、この「移動」需要というのは、比較的安定しています。

嘘と思われるかもしれませんが、本当です。よく景気ウォッチャーとしてタクシー乗務員が取り上げられ、直観的な判断としては確かに有効だと思いますが、他の産業に見られるような激しい乱高下は無いように思います。

例えば、リーマンショック以降で一人当たりの売上が大きく下がりましたが、それでも3年間で約15%程度の落ち込みです。3年間で15%の売上減というのは、他の産業において、それほど珍しいことでしょうか?たった1年間で売上が半減とかそれ以上に急激に減少する産業は他に幾らでもあります。

景気動向や人口の増減や他の交通機関による影響は確かにありますが、地域の移動インフラであるタクシーは、急な売上変動(月の変動は有)はありません。

そして、確かに、歩合制の為、売上減により給料は減りますが、決して急なものではありませんし、まして雇用そのものが危険に晒されるということは、タクシーの場合、全くありません。移動サービスは公共性が高く、短期間で大きく需要が減少する、といったことがあり得ないからなのです。

大儲けは出来ないが、世の中の役に立った分だけの分かりやすい賃金がある

では、タクシー乗務員はどの位稼げるか、という話です。

当社社員データのあれこれというページを見てみましょう。→東宝タクシー社員のデータあれこれ

正直、少ない労力で大きな収入を得ようと思う方には全く向きません。売上となる運賃は、国よる認可であり、事業者や運転手の裁量は殆どありません。移動サービスの実績に応じた配分しかないので、コツコツと量をこなすしか、賃金を増やす方法はありません。

それでも、東宝タクシーの最悪期であった2010年度でも、上位20位までのきちんと出勤日数をこなした乗務員で年収は420万円以上です。

東京23区内等ではもっと稼ぐ乗務員も多いことでしょう。でも、大事なのは、沢山稼げるかどうかではなく、役に立った分だけの賃金が明確に分かる、という事です。

沢山こなそうと努力すれば、結果は自然と付いてきます。上を目指せば、これまた最悪期の2010年度でも、年収600万円以上が東宝タクシーにも現にいますので、やりがいは非常に大きいのではないでしょうか。

年齢、経歴、資格の有無は、関係なく一生続けられる。中途入社が当たり前

そして、その賃金ですが、年齢やキャリアは一切関係ありません。20歳代で、月例賃金30万円台を優に超す乗務員もおり、他産業の平均的な水準よりも高い水準となっています。

60歳代で月例賃金が30万円代というのは、一見低いように見えますが、定年(65歳)まで、自由裁量で賃金がコントロール出来る方が気楽だ、という意見もあります。

実力主義や雇用の流動性が高まった影響で、資格取得等、スキルアップに明け暮れる不安に駆られた労働者が多い世の中ですが、スキルや資格とは本当にそんなに大事なものなのでしょうか?まずは、世の中の為に汗をかいてみる、そんな中で本当に大事な知識や実力は自然に身につくものだ、と私は考えます。

実際、タクシー乗務員に接すると、大変なレベルのコミュニケーションスキルや経営者以上の問題意識や政策提言能力を持つ方も少なくありません。これは、豊富な人生経験や実践の中で身に付けたものであり、そういう方は、本当に人間として尊敬出来ます。

年功や在籍年数と関係ない世界で、実践の中で自分を磨く、というのは、本当の意味で、働く実力を付けるということにならないでしょうか。しかも、70歳を超えても現役バリバリで働く、ということが可能な仕事なのです。

肌の合わない上司からの指示や意味不明な組織の調整に追われることがない

タクシーの乗務は一人で行います。

東宝タクシーの場合、会社から仕事を与えられる無線の仕事は、全体の20%強ですが、残りは、全て自分でお客様を探すのであり、会社からの指示はありません。

また、東宝タクシーの場合、厳しい売上の強要はありませんので、仕事の組み立て方は、本当に自分のやる気次第です。サラリーマンをやっていると、あまり有能とは思えない上司に悩まされたり、非常に意味の無い部署間の調整毎に悩まされた(ている)方も多いのではないでしょうか。タクシー乗務はそう言った悩みが一切ありません。

天涯孤独ですが、自分の仕事上の工夫を、自分のやりたいように出来る、このような職業はそうざらにはないと思います。

ある研究機関で、タクシー乗務員の精神的ストレスの調査を見たことがありますが、意外にもタクシー乗務員の精神的ストレスは一般産業のそれに比較して、決して強い方ではありませんでした。

超時間の車中に拘束されるので大変なのか…と思いきや、ストレスの感じ方も、その人次第、自由であることを何よりの喜びと捉える方も多いのです。

決められたルールさえ守れば、居場所や時間の使い方も、自分次第

最後に、その自由さを上手に活用する乗務員の話です。

タクシー乗務は、多くの会社で、最大拘束時間が20~21時間の1回の労働で2日分働く隔日勤務という方式が採られています。

そして、この拘束時間の中の3時間程度の休憩時間と1日近い休息日(明け番)が自由時間となる訳ですが、本当に様々な過ごし方をする方がいます。

仕事中に親の介護や通院の手伝いをする事も調整次第で可能ですし、勤務中に自宅に戻って子供の世話をしたり、風呂を浴びたり、食事をするのも、何の問題もありません。

また、2日に一度の休息日には、野球や釣り等の趣味を楽しんだり、読書をしたり、驚くほどの自由な過ごし方があります。

仕事だけが人生ではありません。思いっきり、自分が好きな事に打ち込める職業というのも、良いのではないでしょうか。